三氏族秋祭りに屋台を、亀戸狐系自治会が案を提示
来年の「三氏族秋祭り」(既報)に向け、亀戸の狐系自治会(早乙女丈会長、既報)が28日、太鼓の演目に加えて屋台・縁日のコーナーを設ける案を、犬系・熊系の両自治会に提示した。11月14日の合同実行委員会初会合(既報26日)に先立つ非公式な打診だが、両会長とも前向きな反応を示したという。
■ 「太鼓だけでは、祭りにならない」
既報(10月17日合意・19〜22日各自治会稽古開始・22日合同稽古)のとおり、深川の犬系(戌亥浩二会長)・亀戸の狐系(早乙女丈会長)・深川の熊系(丸輪徹会長)の三氏族は、来年の「三氏族秋祭り」に向け、太鼓の演目(犬系「揃える」・狐系「呼ぶ」・熊系「鎮める」)を一つにまとめる方向で進んできた。28日、早乙女が犬系・熊系の両会長に、太鼓のほかに屋台・縁日のコーナーを設ける案を提示した。「太鼓だけでは、祭りにならない。縁日があってこそ、子どもも大人も一日楽しめる」と早乙女は話す。
■ 商家の家系らしい発想
狐系は12-紙面テコ入れ方針で採録されたとおり商家の家系が多く、屋台と縁日の担い手として知られる。早乙女自身も亀戸で商店を営んでおり、「商売柄、縁日の段取りには多少の心得がある。犬系・熊系の太鼓を囲む形で、食べ物の屋台を三氏族それぞれの持ち味で出せたら面白い」と提案の狙いを語った。犬系の戌亥浩二は「港湾の仕事柄、屋台の設営や片付けの人手は出しやすい」と応じ、熊系の丸輪徹も「山手の料理人の家系が多いから、食べ物の味には協力できる」と乗り気な様子を示した。
■ 11月14日の合同実行委員会で議題に
既報(26日)どおり、三会長による合同実行委員会の初会合は11月14日に開かれる予定。早乙女は「今日はあくまで非公式な打診。正式には14日の会合で議題に出す」としたうえで、「太鼓演目の正式名称を住民から公募する方針(既報26日)と並べて、屋台の出店者公募も一緒に動かせたら、祭り全体の盛り上がりが早く見えてくる」と話した。
■ 住民の反応
深川の商店街関係者は「三氏族が初めて一緒に動いているというだけで、もう地域の話題になっている。屋台まで出るなら、来年はちょっとしたお祭りらしくなりそうだ」と期待を寄せる。一方で、会場・日程とも未確定のため、「規模が大きくなりすぎないか」という声も一部にある。
■ 太鼓演目との役割分担
早乙女は、太鼓演目の構成(犬系「揃える」・狐系「呼ぶ」・熊系「鎮める」)にも触れ、「狐系の役割は『呼ぶ』。太鼓で人を呼んで、屋台で引き留める。そこまでやって一つの祭りだと思っている」と話した。戌亥浩二は「うちは『揃える』担当だから、屋台の列も揃えるのを手伝うくらいがちょうどいい」と応じ、丸輪徹も「『鎮める』太鼓の後に、縁日で賑やかになるくらいの落差があった方が、祭りらしい」と三者それぞれの持ち味を生かす方向で一致した。
■ 来年の合同成人式とも時期が近い
既報の来年1月の合同成人式(試行)とは別の行事だが、早乙女は「同じ年の行事が重なるのは、準備する側としては大変だが、違う氏族の子どもたちが秋祭りの屋台で顔を合わせておけば、1月の式のときにも知らない相手ではなくなる」と話し、二つの行事が結果的につながる可能性にも触れた。
■ 今後
会場・日程・出店数などの具体化は11月以降、合同実行委員会で進められる見通し。本紙は三氏族秋祭りの準備を継続して報じる。





