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三氏族秋祭り、合同実行委員会の初会合は11月14日に 演目名も公募へ

2026年(透暦52年)10月26日 (社会部・汐入梨花) English

深川の犬系・熊系自治会と亀戸の狐系自治会は26日、来年の「三氏族秋祭り」(仮称)に向けた合同実行委員会の初会合を11月14日に開くと発表した。既報(22日)の合同稽古で芽生えた「犬系『揃える』・狐系『呼ぶ』・熊系『鎮める』」の三部構成の太鼓演目について、正式な名称を公募する方針も決まった。

■ 合同稽古から4日、初会合の日取り決まる

既報(22日)のとおり、犬系・狐系・熊系の三氏族自治会が初めて太鼓を合わせた4日後の26日、三会長(戌亥浩二56・早乙女丈54・丸輪徹58、いずれも既報)は深川の商店街会館で記者会見し、来年の「三氏族秋祭り」(仮称)に向けた合同実行委員会の初会合を11月14日に開くと発表した。会場と具体的な開催日の決定は、この初会合以降に持ち越される見通し。

■ 演目の骨格、名前はまだ無い

22日の合同稽古では、犬系の「揃える」・狐系の「呼ぶ」・熊系の「鎮める」という三つの役割を順に回す演目の骨格がまとまった。戌亥は「骨格はできたが、名前が無いままずっと稽古している。『あれ』『あの太鼓』で通じてしまうのも、それで良いのかという話になった」と明かした。三会長は26日、演目の正式名称を住民から公募する方針を発表。早乙女は「氏族それぞれの言葉の訛りが残るような名前が理想だが、決めるのはあくまで来年の祭りを見る側の住民だと思っている」と話した。

■ 「違うまま並ぶ」が合言葉に

既報(19日)どおり、犬系氏族には港湾・消防の仕事に多いとされる家系が、狐系には商家の家系が、熊系には指物師の家系が多いとされ、言葉の訛り・祭り・墓の作り方・料理もそれぞれ異なる。丸輪は「指物師の家系らしく、間を持たせて鎮める太鼓が自分たちの役目だと決まったのは大きい。犬系さんの揃える太鼓、狐系さんの呼ぶ太鼓があってこその鎮めだ」と語った。既報どおり「違いを隠して一つに見せるより、違ったまま並んで太鼓を打つ方が見応えがある」という方針は、三会長の間で改めて共有されたという。

■ 実行委員会、公募の進め方も議題に

11月14日の初会合では、演目名の公募要領のほか、会場・日程の具体案、来年の祭りの運営体制が主な議題になる見通し。早乙女は「屋台と縁日は狐系の担い手が多いが、来年は三氏族みんなで運営を分担したい」と話し、戌亥は「太鼓だけでなく、祭り全体を三氏族の行事にしたい」と加えた。

■ 稽古場に増えた顔

犬系の会館には既報(19日)どおり現役の消防局員や港湾作業員が交代で参加しているが、26日の発表以降、狐系・熊系の自治会にも見学の申し込みが相次いでいるという。早乙女は「屋台の仕込みの合間に太鼓を覗きに来る若い人が増えた。演目名を自分たちで考えるかもしれない、というだけで、稽古場の空気が変わった」と話した。丸輪も「指物師仲間から『木槌の間合いと太鼓の間合いは近い』と言われ、見学を兼ねた稽古参加の申し出が増えている」と明かした。

■ 住民の受け止め、「聴きに行きたい」

稽古の様子を見に来ていた深川在住の70代の女性は「三つの太鼓が重なるところだけ、少しだけ聴かせてもらった。言葉で説明されなくても、重なる瞬間はちゃんと分かるものだと思った」と話した。亀戸で商店を営む30代の男性は「狐系の屋台も見慣れているが、来年は犬系・熊系の料理も並ぶと聞いて楽しみにしている」と語った。会場・日程・演目名とも、具体化は11月以降に持ち越される。

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