ユメの現場から:階段、思ったより無理でした
連載「ユメの現場から」第6回。走塔の月例大会を配信しようと張り切って現地入りしたら、観客としても息が切れた話。
走塔の大会、階段をひたすら上るだけって聞いて「それなら配信映えしないかも」と正直ちょっと油断してました。甲田さんっていう消防局の選手が優勝したらしいんですけど、それを一番近くで撮ろうとして、自分も途中まで一緒に階段を上ったんです。15階くらいで限界でした。選手は42階まで上ってたらしいです。意味が分かりません。
踊り場でへばってるあたしの横を、垂水さんっていうベテランの選手が涼しい顔で通り過ぎていって、「大丈夫?」って声をかけてくれました。全然大丈夫じゃなかったです。配信のコメント欄には「お前が走ってどうする」って書かれました。正論すぎて返せませんでした。
優勝した甲田さんに下りてきたところで一言もらえたんですけど、「半年前は3階で息が上がってた」って言われて、今のあたしより全然偉かったです。悔しいのでジムの会員証だけ作りました。行くかは別問題です。
帰り道、常磐堂さんのロボットの話を聞いたら、今月だけで預かりの申し込みが倍になってるらしくて、階段とは関係ないのにちょっと泣きそうになりました。今日は体力の無さを再確認しただけの現場でしたけど、たまにはこういう回もあると思います。次は階段のない現場を選びます。


