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経済

東亰精密光学・瀛創科技、月内にも供給素案 「脱ドイチェ」となお距離

2026年(透暦52年)9月20日 (経済部・甲斐谷連) English

©東亰新報

東亰精密光学と台瀛の電子部品大手・瀛創科技による窓機向け精密レンズ部品の供給協議が、月内をめどとした量産見積もり・供給スケジュール素案の取りまとめに向けて進んでいることが20日、分かった。小田切悟社長は既報どおり「脱ドイチェ」の構図に距離を置く姿勢を崩していないが、玄洲の反復揺らぎ「確認」発表観測(既報)も重なり、部材調達をめぐる関心は高まっている。

■ 素案取りまとめ、月内めど

東亰精密光学と台瀛の瀛創科技(えいそうかぎ)による窓機向け精密レンズ部品の供給協議が、既報の14日オンライン初回協議(技術担当者・約2時間)を経て、月内をめどとした量産見積もり・供給スケジュール素案の取りまとめに向けて進んでいることが20日、関係者への取材で分かった。東亰精密光学の広報担当は「担当者間の実務レベルでの詰めは順調に進んでいる。素案がまとまり次第、社内の承認プロセスに移る」と説明した。

■ 小田切社長、なお「脱ドイチェ」に距離

既報のとおり、東亰精密光学はドイチェ連邦製部品への依存を懸念する業界内で代替調達先の筆頭候補と目されてきた。小田切悟社長(52)は20日の取材にもあらためて「まず選べる立場になるための協議、という既報の説明から変わっていない。ドイチェとの取引をやめる話ではない」と述べ、「脱ドイチェ」という単純化されたフレーミングに重ねて距離を置いた。同社によれば、ドイチェ連邦製部品の発注自体は現時点で変更していないという。

■ 玄洲の観測、部材調達の関心を後押し

20日は、玄洲政府が22日にも渭水回廊帯での反復揺らぎ確認を発表する見通しだとの報道(既報)もあり、窓機部品をめぐる関心があらためて高まった一日だった。業界関係者の一人は「玄洲の発表が事実であれば、世界的に窓機需要の裾野が広がるとの見方も出るだろう。東亰精密光学・瀛創科技の協議は、そうした思惑とは別に、実務として着実に進んでいる部分だ」と評価する。もっとも、経産省窓機部品担当者は既報のとおり「法案の中身がどちらに転ぶかより、いつ決まるかが分からないことの方が現場には効く」と述べており、条約・法案の帰趨がなお最大の不確実要因であることに変わりはない。

■ 台瀛側の受け止め

瀛創科技は日ノ國との関係を「技術パートナー」と位置づけてきた既報の経緯があり、同社担当者はオンラインでの取材に「東亰精密光学との協議は、当社にとっても重要な案件と位置づけている。量産の規模やスケジュールについて、双方が納得できる素案を月内にまとめたい」と述べた。既報のとおり、定常窓の観測装置の3分の1は台瀛製部品を使用しており、今回の協議はその関係をさらに深める形になる。

■ 観測株・TDI先物の反応

既報のとおり観測関連株・TDI先物は条約報道のたびに乱高下を繰り返してきた。20日の取引時間外の情報として、東亰精密光学株は前日終値に比べ小幅な動きにとどまったという。証券アナリストの一人は「素案取りまとめという既報の延長線上の進展であり、サプライズ性は乏しい。むしろ22日に予定される玄洲側の発表内容の方が、市場にとっては材料性が高いだろう」との見方を示した。

■ 現場の温度感

東亰精密光学の技術担当者の一人は「協議は着実に進んでいるが、量産に向けては解決すべき技術的な論点がまだ残っている。素案はあくまで素案であり、そこから先が本番だと思っている」と述べた。小田切社長は「値動きに一喜一憂しても部品はできない、といういつもの言い方を今回も繰り返すしかない。うちの仕事は、月内の素案取りまとめに向けて、一つずつ詰めていくことだけだ」と話した。

甲斐谷連記者は「窓条約という大きな話の陰で、部品一つひとつをめぐる地味な協議が着実に積み上がっている。派手な発表がなくても、経済面はこうして動いている」と結んだ。

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