「視える」系呼吸法動画、中高生に流行 TDA「開発法に科学的根拠なし」
小型の漂着生物が「視えるようになる」と称する呼吸法の動画が、市内の中高生の間で流行していることが分かった。TDAは23日、「透過感応の発現条件は未解明であり、いわゆる『開発法』に科学的根拠はない」と例年どおりの見解を示した。
動画は「3分間、特定の数え方で呼吸を続けると、肩や机の端にいる小さな漂着生物の影が視えるようになる」という内容で、配信サイトで急速に再生数を伸ばしている。市内の中学2年生は「視えたという子は少ないけど、やってみると妙に落ち着く。それだけでもやる意味はある」と話す。保護者の一人は「怪しい教材を売りつけられるよりはましだが、変な呼吸で過呼吸になった子もいると聞いて心配している」と漏らした。
TDAの担当者は「透過感応は稀に発現するが、呼吸法で開眼した例は確認されていない」と改めて説明し、感応開発商法(既報)と同様、消費者トラブルに注意するよう呼びかけた。配信者の一人は取材に「視えなくても悪いことは何もない、というのが企画の趣旨」と語り、流行の行方は今後も見守られそうだ。
